ご入庫いただいた経緯
今回ご入庫いただいたのは、平成29年式 日産セレナ(C27)です。
高速道路を走行中、前車を追い越すために加速したところ、エンジン回転数だけが高くなり、変速しないような症状が発生したそうです。
その日は症状が続いたため整備工場へ入庫し、診断機で点検したところ、CVTのオイルポンプ異常が記録されていました。
その後、症状は再発せず普通に走行できる状態となりましたが、CVT載せ替えでは高額な修理となるため、「CVTF交換という方法も試してみたい」と当店へご相談いただきました。
まずは試運転を行い、症状の再現がないことを確認。そのうえで診断機による点検を実施し、お客様へ現在の状態と、CVTF交換で改善が期待できること、改善しない可能性もあることを説明しました。
十分にご納得いただいたうえで、CVTF交換とストレーナ交換を施工することになりました。
ご依頼内容
平成29年式 日産セレナ(C27)のCVTF交換とストレーナ交換をご依頼いただきました。
走行距離は約17万km。今回はCVTF交換だけでなく、オイルパンを取り外してストレーナも新品へ交換します。
さらに診断機を使用し、CVTF劣化データの確認・リセット、油温管理による油量調整までメーカー手順に沿って作業を行いました。
作業前診断
まずは診断機でCVTの状態を確認します。
- 故障コード:なし
- CVTF劣化データ:2839
- CVT油温データ確認
故障コードが無いことを確認してから作業を開始しました。
オイルパン取り外し・ストレーナ交換
CVTFを排出後、オイルパンを取り外します。
内部の状態を確認すると、大きな異物や異常な摩耗は見られませんでした。
オイルパンを丁寧に清掃し、新品ストレーナと新品ガスケットを取り付けます。
ガスケットがずれていないことを確認し、ボルトは規定トルクで均等に締め付けました。
CVTF充填・油量調整
トルコン太郎を接続し、新しいCVTFを充填します。
その後、診断機でCVT油温を確認しながらメーカー指定の約40℃で油量調整を実施しました。
オーバーフロー方式で適正油量を確認し、フロープラグを規定トルクで締め付けています。
劣化データリセット・最終確認
CVTF交換後は診断機を使用し、CVTF劣化データをリセットしました。
試運転を実施し、変速フィーリングや異常音、オイル漏れを確認します。
- 故障コード:なし
- CVT:正常
- エンジン:正常
- ABS:正常
- エアバッグ:正常
- オイル漏れ:なし
まとめ
CVTF交換はオイルを交換するだけでは十分とは言えません。
ストレーナ交換、オイルパン清掃、油温管理による油量調整、診断機による確認・リセットまで行うことで、より安心してお乗りいただける状態になります。
当店では、お客様の大切なお車を一台一台丁寧に整備しています。CVTF交換をご検討中の方はお気軽にご相談ください。
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